ペリエ ジュエ、フォルマファンタズマとのコラボレーションで自然との共生を追求する建築プロジェクト「コアビターレ」を発表
フランスのプレステージ・シャンパーニュメゾン、ペリエ ジュエは、イタリア人デザイナーデュオFormafantasma(フォルマファンタズマ)とコラボレーションし、建築プロジェクト「コアビターレ(Cohabitare)」を開始した。このプロジェクトは、ペリエ ジュエが取り組む実験的な環境再生型ブドウ栽培から着想を得ており、メゾン所有のブドウ畑において展開される。
「コアビターレ」は、人間と動植物との共生を主眼とし、生物多様性の向上を目指す長期的な取り組みだ。フォルマファンタズマは、2年以上の歳月をかけて、生物種の共存を尊重し、生態学(エコロジー)の文化を育むための物理的な空間を創り出した。
自然との共生を体感するディナーイベント「バンケット・オブ・ネイチャー by フォルマファンタズマ」
「コアビターレ」プロジェクトの最初の要素となるバイオダイバーシティ・アイランド(生物多様性の島)は、2024年9月にフランス・エペルネで開催された「バンケット・オブ・ネイチャー by フォルマファンタズマ」にて発表された。このバンケットはフォルマファンタズマがキュレーションしたディナーエクスペリエンスであり、フランスでの発表に続き、10月24日(木)には日本で開催された。
イベントでは、フォルマファンタズマのアンドレアとシモーネが、コラボレーションの背景や概要についてアート・トークを行い、彼らの作品に込めた思想やペリエ ジュエとのコラボレーションに対する熱意を語った。また、インスピレーションソースとなったペリエ ジュエの環境再生型ブドウ栽培についても説明された。
ディナーは、フォルマファンタズマのキュレーションによる特別な6皿から成るフルコースで、生物多様性の保護と育成をテーマとした独創的な料理が提供された。ブドウ畑における様々な動植物と人間との共生が、サプライズに満ちた手法で表現され、ゲストへのメッセージとなった。
ディナーの中盤では、フォルマファンタズマの音の彫刻「SOUNDSCAPE(音の景色)」が公開された。エコアコースティック・コンポーザーのダヴィッド・モナッキが、2024年の夏にペリエ ジュエのブドウ畑で録音した昆虫の鳴き声などから構成された作品だ。会場に設置された2台の彫刻からは、静けさの中で幾つもの音の層が双方向から響き合い、ゲストはブドウ畑に移動したかのような感覚に包まれた。
ペアリングディナーには、「ペリエ ジュエ ベル エポック 2015」の他に、「ペリエ ジュエ ベル エポック ロゼ 2013」、「ペリエ ジュエ ベル エポック ブラン・ド・ブラン 2014」、そして日本市場限定のプレステージ・ロゼである「ペリエ ジュエ ベル エポック フロレサンス 2015」が提供された。
コラボレーションを記念した限定パッケージ「ペリエ ジュエ ベル エポック 2016 グラス2脚セット エコロジカル ボックス by フォルマファンタズマ」
フォルマファンタズマがデザインしたスペシャルパッケージ「ペリエ ジュエ ベル エポック 2016(グラス2脚付き)」が数量限定で販売される。
水彩画で描かれた蝶や鳥が、ペリエ ジュエのシンボルであるジャパニーズ・アネモネと織り交ぜられたデザインは、自然に対するペリエ ジュエのビジョンを表現している。フォルマファンタズマは、このデザインを通して、人が自然の生態系の一部であることを示唆し、人間が自然の中でどのように共存するべきかについて考えさせたいと考えている。
フォルマファンタズマについて
フォルマファンタズマは、アンドレア・トレマルキとシモーネ・ファレジンによって設立されたリサーチベースのデザインスタジオだ。彼らはデザインを形成する環境、歴史、政治、社会的な影響について研究を重ねており、自然環境と人工的環境との双方への理解を深めながらデザインの可能性を追求している。彼らの作品は、世界各国の美術館に展示・所蔵されている。
「コアビターレ」プロジェクトについて
「コアビターレ」は、ペリエ ジュエの環境再生型ブドウ栽培を促進する長期プロジェクトだ。フォルマファンタズマは、生物多様性の専門家やペリエ ジュエが設立した科学委員会と協力し、2年以上の歳月をかけてこのプロジェクトを構想してきた。
プロジェクトの第一段階として、ペリエ ジュエ所有のブドウ畑の中に、バイオダイバーシティ・アイランドが建設された。この島は、鳥や昆虫、コウモリ、植物が活動する場所として設計されており、74本の柱が設置されている。柱は、フランスで手作りされたテラコッタをベースに、天然酸化鉄の釉薬で仕上げられており、その明るい色彩は様々な生物種を誘引することを目的としている。様々なサイズと形状の開口部や空洞が設けられた柱は、昆虫の住処として機能するよう設計されている。
ペリエ ジュエは、「コアビターレ」プロジェクトが地域の生物多様性に及ぼす影響を今後数年間かけて調査し、パリの国立自然史博物館とも共同で研究調査を推進していく。
ペリエ ジュエについて
1811年にエペルネに創立したペリエ ジュエは、フランスで歴史のある老舗シャンパーニュメゾンだ。創業以来、たった8名のセラーマスターによって、そのシャンパ―ニュづくりの技術・技能と伝統が継承されてきた。ペリエ ジュエは、自然とアートへの深い愛情を持ち、これまで多くのアーティストとのコラボレーションを行ってきた。
ペリエ ジュエは、持続可能なブドウ栽培を推進し、環境への影響を軽減するために、様々な取り組みを行っている。
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社について
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社は、フランスのペルノ・リカールグループの日本法人であり、ワイン、スピリッツ、シャンパーニュ、ビールなどの輸入・販売を行っている。
参考情報
- ペリエ ジュエ 公式サイト: https://www.perrier-jouet.com/ja-jp
- ペリエ ジュエ 日本公式LINE: https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=685mltua
- ペリエ ジュエ 公式フェイスブック: https://www.facebook.com/champagne.PerrierJouet.jp/
- ペリエ ジュエ 日本公式インスタグラム: https://www.instagram.com/perrierjouetjp/
- ペリエ ジュエ 日本公式 X: https://twitter.com/PerrierJouetJP