富士吉田で熱戦！東京山九フェニックス、ウェスタンフォースとエキシビションマッチ

東京山九フェニックス、オーストラリアの姉妹チーム・ウェスタンフォースと富士吉田市でエキシビションマッチを開催

東京山九フェニックス、オーストラリアの姉妹チーム・ウェスタンフォースと富士吉田市でエキシビションマッチを開催

女子ラグビーチーム「東京山九フェニックス」は、オーストラリアのパースを拠点とする強豪チーム「ウェスタンフォース」と、富士山の麓にある山梨県富士吉田市にて合同合宿を実施し、10月27日に両チームによるエキシビションマッチを開催しました。

試合は、ウェスタンフォースがリードする形で前半を折り返しましたが、後半東京山九フェニックスが逆転し、27-24で東京山九フェニックスが勝利を収めました。

当日の午前中には、地元富士吉田市の子どもたちを対象としたラグビー教室を開催。フェニックスの選手とウェスタンフォースのスタッフがコーチを務め、県内のラグビーチームに通う小学生ら約50人が参加しました。ミニゲームを通してアドバイスをするなど、和気あいあいとした雰囲気の中で行われ、子どもたちからは「楽しかった」との声が上がりました。

今年の初めに、東京山九フェニックスの選手たちはウェスタンフォースの拠点であるパースを訪れて両チームでの試合や交流を行っており、今回はウェスタンフォースのメンバーと日本で久々の再会となりました。

吉田永昊ヘッドコーチのコメント

富士吉田市での4日間の遠征を振り返るにあたり、このような機会を頂戴し、サポートしてくださった富士吉田市の皆様、富士北麓スポーツ愛好会の皆様に心より御礼申し上げます。

ウェスタンフォースとのエキシビションマッチは、我々にとって非常に有意義な機会となりました。前半はリードを許したものの、体を張り続けた選手の粘りが、後半のペースアップにつながり、タフな試合を勝利を飾ることができました。シーズンインに向けて良い弾みをつけることができたと感じています。

応援してくださった全ての皆様に改めて御礼申し上げます。試合だけでなく、ウェスタンフォースの選手とのラグビースクールの開催や宿舎でのチームメイト同士の親睦など、この4日間は選手・スタッフそれぞれが、自分にとってラグビーとはどういった存在なのかを見つめる機会にもなりました。

ラグビーを楽しむ気持ちを忘れず、ハードワークを続け念願の三連覇を果たせるよう、全力を尽くして参ります。引き続きご声援の程、よろしくお願いいたします。

佐藤優奈キャプテンのコメント

パートナーシップ契約を締結しており、家族のような存在であるウェスタンフォースのみんなに日本で再会でき、試合をすることができてとても嬉しかったです。

試合では、ウェスタンフォースの力強さに圧倒され14点リードされて前半を終えましたが、雨の中駆けつけてくださったファンの方々の応援のおかげもあり見事逆転して勝利することができました。

この合宿を通して、シーズンに入る前に良い学びを得ることができたり、ウェスタンフォースのみんなとの交流を深めることができたり、ラグビー教室で山梨のラグビースクールの子どもたちと触れ合えることができたりと、とても充実した4日間を過ごすことができました。

それも、地元愛発電所の皆様を始めとする、富士吉田市の方々や山梨のラグビースクールの方などたくさんの方々のサポートがあったおかげだと感じています。

今回、この合宿に携わってサポートしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

東京山九フェニックスについて

東京山九フェニックスは2013年に設立された女子ラグビーチームです。設立当初は練習場所がなく、渋谷区にある小学校の校庭を借りて練習を行っていました。現在は神奈川にあるグラウンドを使用していますが、設立当初よりチームの拠点は常に渋谷区としています。

チームメンバーは仕事や大学での勉強をしながら、ラグビーと向き合っています。常に最先端の情報や文化を発信し続ける、ダイバーシティーの街「渋谷」。チームスピリットとして、「ダイバーシティーの街、渋谷発のデュアルラグビーチーム」として、新しい女子スポーツ文化を創造し、渋谷から世界へ女子ラグビー文化を発信していくことを掲げています。チームの母体は2002年に作られていて、2023年に20周年を迎えました。

15人制においても、7人制においても、日本代表選手を常に輩出しています。チーム代表は元日本代表選手の四宮洋平です。

2019年度より、山九株式会社がネーミングライツスポンサーとなり、「東京フェニックス」から「東京山九フェニックス」に名前を変更しました。

2022年度は7人制大会と15人制大会のどちらも優勝の二冠を達成しました。2023年度の15人制大会も優勝し、二連覇となりました。