山梨県伝統工芸品展:甲州印伝や水晶細工など10品目展示!職人実演&体験も

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山梨県郷土伝統工芸の魅力が詰まった「山梨県郷土伝統工芸品展」が開催!

山梨県は、豊かな自然と歴史に育まれた、伝統工芸が息づく地域です。県では、郷土伝統工芸品の産業としての発展と県内外への理解促進を目的に、平成6年から「郷土伝統工芸品共同展示会」を開催してきました。

「山梨県郷土伝統工芸品展」は、県内外の多くの方に山梨県郷土伝統工芸品を知ってもらう機会を提供するとともに、首都圏への販路拡大を図ることを目的として開催されます。

今年の展示会は、全国の伝統工芸品を広く取り扱っている「伝統工芸 青山スクエア」にて、11月8日(金)から11月21日(木)までの14日間開催されます。

展示会の内容

「山梨県郷土伝統工芸品展」では、山梨県を代表する10品目の郷土伝統工芸品が展示・販売されます。展示に加え、職人による実演や来場者が参加できる制作体験などが実施され、伝統工芸の魅力を五感で体験できます。

展示される伝統工芸品

  • 甲州水晶貴石細工(国指定伝統的工芸品)
  • 甲州印伝(国指定伝統的工芸品)
  • 甲州手彫印章(国指定伝統的工芸品)
  • 甲州雨畑硯
  • 西島手漉和紙
  • 甲州武者のぼり・鯉のぼり
  • 親子だるま
  • 山梨貴宝石
  • 富士勝山スズ竹細工
  • 甲州花火(令和5年3月新規認定)

実演・制作体験

期間中は、各伝統工芸品の職人による実演や制作体験も予定されています。

11月8日(金)、9日(土)

  • 山梨貴宝石(体験)
  • 甲州水晶貴石細工(体験)

11月10日(日)

  • 山梨貴宝石(体験)
  • 甲州水晶貴石細工(体験)
  • 雨畑硯(実演・説明)

11月11日(月)

  • 雨畑硯(実演・説明)

11月12日(火)

  • 甲州手彫印章(体験)

11月13日(水)

  • 甲州手彫印章(体験)
  • 甲州印伝(説明)

11月15日(金)

  • 西嶋手漉和紙(体験)

11月16日(土)

  • 西嶋手漉和紙(体験)
  • 甲州手彫印章(体験)

11月17日(日)

  • 甲州手彫印章(体験)
  • 富士勝山スズ竹工芸品(体験・説明)

11月18日(月)

  • 甲州印伝(体験)

11月19日(火)

  • 甲州印伝(体験)
  • 甲州手彫印章(体験)

11月20日(水)、21日(木)

  • 甲州手彫印章(体験)

※ 実演、制作体験の詳細は「伝統工芸 青山スクエア」ホームページをご覧ください。

展示会概要

  • 展示会名:山梨県郷土伝統工芸品展
  • 日時:11月8日(金)~11月21日(木) 11:00~19:00 ※
    • 11月8日(金)は12:00開館
    • 11月21日(木)は17:00閉館
  • 会場:伝統工芸 青山スクエア(東京都港区赤坂8-1-22)
  • 対象:どなたでも入場可(制作体験は一部年齢制限あり)

山梨県郷土伝統工芸品について

山梨県では、13品目の伝統工芸品を「郷土伝統工芸品」に認定しています(うち3品目は国指定の伝統的工芸品)。

甲州水晶貴石細工(国指定伝統的工芸品)

御嶽昇仙峡で水晶の原石が発見されたことから始まった、天然水晶を使用した伝統工芸品です。江戸時代には水晶研磨の技術が高められ、明治時代にかけては水晶に細工を施す技法が生まれました。

甲州印伝(国指定伝統的工芸品)

山梨県に400年以上も前から伝わる革工芸品です。しなやかな鹿革に漆で模様付けする独特な加工方法が特徴で、使い込むほどに手に馴染み、愛着が増します。

甲州手彫印章(国指定伝統的工芸品)

御岳山系に良質で巨大な水晶鉱が発見されたことから、山梨の印章産業が始まりました。明治時代に入り、一般の人々も印章を使うようになると、山梨の印章は江戸時代に築いた行商ルートで日本全国に広がり、その名を広く知られるようになりました。

甲州雨畑硯

約300年前に早川上流で発見された「雨畑真石」と呼ばれる石材からつくられる硯です。水分の吸収が少なく、墨おりのよい優れた硯として、実用だけでなく、芸術作品としても高い評価を得ています。

甲州大石紬織物

河口湖北岸に位置する大石地区で江戸時代から続く手織による絹織物です。明治、大正のころに改良が重ねられ、現在の大石紬となりました。

西島手漉和紙

武田信玄の任により誕生し、さまざまな技術や素材の改善を経て生み出された和紙で、独特の墨色の発色やにじみ具合、筆ざわりが特徴です。

甲州武者のぼり・鯉のぼり

武士の旗差物から始まった武者のぼりは、山梨でも江戸末期頃から、我が子が武田信玄公のように強く大きく育ってほしいという願いを込め、端午の節句ののぼりとして立て始められました。

親子だるま

約400年の歴史を持つ、全国でも珍しい子どもを腹に抱えたユニークなスタイルのだるまです。

甲州鬼瓦

南アルプス市若草の加賀美地区で江戸時代中期から作られている鬼瓦は、伝統技法を用いてすべて手作りしています。

市川大門手漉和紙

起源は平安時代にさかのぼり、中世末からは武田家の御用紙として、江戸時代には幕府の御用紙として保護され発展しました。

山梨貴宝石

熟練した職人の手により、何通りもの工程を経ながら水晶の原石を磨き上げることから生まれる美しい宝石です。

富士勝山スズ竹工芸品

富士北麓に江戸初期からこの地域に伝わるザル作りは、富士山二合目付近に自生しているスズ竹を使います。

甲州花火(令和5年3月新規認定)

武田信玄時代の烽火や江戸時代の町衆花火から誕生し発展しました。

山梨県について

山梨県は、日本の本州の中部地方に位置する県です。富士山や甲府盆地など、豊かな自然に恵まれた地域です。山梨県は、観光地としても人気が高く、毎年多くの観光客が訪れます。

山梨県は、伝統工芸の盛んな地域としても知られており、県内には多くの伝統工芸品が生まれています。

「山梨県郷土伝統工芸品展」は、山梨県の伝統工芸の魅力を広く知ってもらうための貴重な機会です。ぜひ足を運んで、山梨県郷土伝統工芸の世界に触れてみてください。

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