工事中のGinza Sony Parkを舞台に、3人のアーティストが織りなすアート空間「ART IN THE PARK(工事中)」開催決定
2025年1月のグランドオープンに向けて工事中のGinza Sony Park(銀座ソニーパーク)は、建物を特別に開放し、Ginza Sony Parkと縁の深い3名のアーティスト、SHUN SUDO、山口幸士、玉山拓郎を迎えたプログラム『ART IN THE PARK(工事中)』を2024年11月19日(火)〜 12月1日(日)にて開催いたします。
本プログラムでは、SHUN SUDOの代表作「BUTTON FLOWER」の新作24点と、山口幸士が描く花畑をモチーフにした新作12点を展示。さらに、玉山拓郎がGinza Sony Parkの空間を貫くLED蛍光灯を使ったオリジナルの光の作品を展示し、グランドオープン前の今ここでしか見ることのできないアート作品とGinza Sony Parkの空間の融合を体感できます。
Ginza Sony Parkとアーティストたちのこれまでの歩み
Ginza Sony Parkは、これまで「ART IN THE PARK」をはじめとした様々なアートプログラムを実施し、多くのお客様にご来場いただきました。
2020年3月には、SHUN SUDOがソニービルの躯体が残るGinza Sony Parkの地下空間の壁面に直接ドローイングを行いました。モチーフとなったのは、花と音楽。人がいて、ビルがあり、でもそこには美しい花が咲き、楽しげな音楽が鳴り響いている銀座を表現したウォールアートです。
2021年6月には、山口幸士がソニービルの躯体や地下の階段、Ginza Sony Park内の空間を切り取った作品をパーク内の様々な場所に展示。パーク内を散策しながら鑑賞できるプログラム「余白の記憶」を実施しました。
そして、2022年11月に京都で開催した「Sony Park展KYOTO」においては、玉山拓郎が京都新聞印刷工場跡地という普段は立ち入ることのできない特別な空間からインスピレーションを得て生み出した「光」をモチーフにしたインスタレーション作品を展示しました。
3人のアーティストが奏でる、工事中の空間における新たな表現
今回のプログラム『ART IN THE PARK(工事中)』では、SHUN SUDO、山口幸士、玉山拓郎の3人のアーティストが、工事中のGinza Sony Parkという限定的な空間で、それぞれの表現に挑戦します。
SHUN SUDOは、世界を旅しながら得た感性をもとに独学でアートを学ぶアーティストです。水墨画的な動静を併せ持った繊細なタッチ、グラフィティを彷彿とさせるストリートテイストのPOPな色彩が特徴です。映画、音楽、スポーツ、自然、アニメーションからインスピレーションを得て生まれた幻想的な「生物」と「花」を描いた作品は、世界中から注目を集めています。今回のプログラムでは、彼を代表するモチーフである「BUTTON FLOWER」の新作24点を展示します。
山口幸士は、街を遊び場とするスケートボードの柔軟な視点に強く影響を受け、日常の風景や身近にあるオブジェクトをモチーフにペインティング、ドローイング、コラージュなどさまざまな手法を用いて作品を制作しています。今回のプログラムでは、花畑をモチーフにした新作12点を展示します。
玉山拓郎は、身近にあるイメージを参照し生み出された家具や日用品のようなオプジェクト、映像の色調、モノの律動、鮮やかな照明や音響を組み合わせることによって、緻密なコンポジションを持った空間を表現するアーティストです。今回のプログラムでは、Ginza Sony Parkの空間を貫くLED蛍光灯を使ったオリジナルの光の作品を展示します。
3人のアーティストそれぞれの言葉
SHUN SUDO
2024年はひさしぶりに世界を旅する1年になった。
インド、アメリカ、イタリア、フランス、イギリス、スペイン……。
日本とは異なる光と影。それぞれの土地に吹く、それぞれの風。
「Zephyr」は、そんないろいろな場所で感じた
心地よい風をイメージしながら描いた。これらの絵を見て、
そこに吹く風を感じてもらえたなら、うれしく思う。
KOJI YAMAGUCHI
工事中という限定的な空間で作品を展示するにあたって、
Ginza Sony Parkのコンセプトの一つである
「人々にリアルな体験を感じてもらえること」を目標に、
仮囲いのウォールアートで表現した花畑を
12枚の油絵として再構築(再制作)しました。
工事中の空間に咲き誇る花畑は今回限りの組み合わせです。
仮囲いから工事中、そしてグランドオープンへ向けて
華やかに繋ぐことができたら幸いです。
TAKURO TAMAYAMA
展示される”Static Lights : Two Ellipses”は、
Static Lights(静的な光)という名を冠した一連のシリーズ作品の最新作です。
その一作目はSony Park Miniにて、
三作目はSony Park展 KYOTOで生まれました。
Sony Parkという存在はひとつの血脈となってこの作品たちの中を巡っています。
そんな作品が今回は終わりも始まりもない巨大な円環となって、
鼓動が鳴り始めたこの場所を貫き、Ginza Sony Parkという新たな生命体に
息吹をもたらすような存在になるのではと思っています。
プログラム概要
名称: ART IN THE PARK (工事中)
日程: 2024年11月19日(火)~12月1日(日) 平日12:00~20:00 / 土日のみ 11:00~19:00(予定)
場所: Ginza Sony Park(東京都中央区銀座5丁目3番1号)
料金: 入場無料
WEB: https://www.sonypark.com/ginza/040/
※事前予約制です。詳細は上記のWEBサイトにてご確認ください。
※SHUN SUDO、山口幸士の作品はご購入可能です。ご購入は抽選となります。(会場にて受付いたします。)
Ginza Sony Park プロジェクトについて
Ginza Sony Parkプロジェクトは、「街に開かれた施設」をコンセプトに、50年以上にわたって銀座の街と歩んだソニービルを建て替えるプロジェクトです。
1966年、ソニーのファウンダーのひとりである盛田昭夫によってつくられたソニービルには、「街に開かれた施設」の象徴であり、盛田が「銀座の庭」と呼んだ10坪のパブリックスペースがありました。Ginza Sony Parkプロジェクトでは、次の50年に向けても創業者の想いを継承させたいと考え、「銀座の庭」を「銀座の公園」として拡張することで、銀座の街に新しいリズムをつくり、来街者の方が入りやすく、さまざまな楽しみ方ができる場にしようと、プロジェクトを進めてきました。
また、その建て替えプロセスもソニーらしくユニークに行いたいという想いから、これまでにない新しい発想で二段階のプロセスを採用。第一段階は新しい建物をすぐに建てず、ビルの解体途中(2018年8月~2021年9月)を公園にするという他に類を見ない実験的な試みをおこないました。結果として、コロナ禍を含む約3年間で854万人もの方々に来園いただきました。
その後、第二段階として解体・新築工事を再開し、2024年8月にプロジェクトの最終形となる「Ginza Sony Park」を竣工、2025年1月にいよいよグランドオープンの予定です。
ソニー企業株式会社
ソニー企業株式会社は、1961年4月に設立された企業です。銀座ソニーパークプロジェクトをはじめ、さまざまな事業を展開しています。
Sony Park Miniについて
Sony Park Mini は、2025年1月にグランドオープン予定の新しいGinza Sony Parkのための実験の場として、東京・銀座の数寄屋橋交差点のほぼ真下に位置する西銀座駐車場の地下1階に佇む、10坪のPOP-UPスペースです。「アーティストの鼓動を感じるプログラムを起動し続ける」ことをコンセプトに、2022年3月のオープンからこれまで50回を超えるバラエティに富んだプログラムを開催してきました。また、Sony Park Mini内に併設する「西銀座駐車場コーヒー」では、厳選したコーヒー豆の中から季節に合わせてセレクトをし、バリスタが丁寧に淹れるスペシャルティコーヒーを提供しています。
「ART IN THE PARK(工事中)」は、工事中のGinza Sony Parkという特別な空間で、3人のアーティストが織りなす新たなアート体験を提供する貴重な機会です。ぜひ、この機会に足を運んでみてください。