「スポGOMI甲子園2024・高知県大会」開催! 激闘を制したのは「やっぱハチワレ魂」チーム
2024年10月20日(日)、JR高知駅周辺を舞台に、「スポGOMI甲子園2024・高知県大会」が開催されました。このイベントは、3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たちが、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う、環境問題への意識向上と社会貢献を目的とした競技です。
主催は一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションで、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として開催されました。
当日は、高知県内から18チーム、総勢54名の高校生が参加しました。選手宣誓は、海岸の清掃活動をし、ウミガメの来れる海岸を作ろうと活動している「PILINA(ピリナ)」が行い、力強い言葉が会場に響き渡りました。
熱い戦いを制したのは「やっぱハチワレ魂」チーム!
各チームは、燃えるごみ、燃えないごみ、ビン・缶、ペットボトル、吸殻など、様々な種類のごみを拾い集め、ポイント獲得を目指しました。
白熱した戦いの結果、優勝したのは土佐塾高校の「やっぱハチワレ魂」チームでした。彼らは、あらゆる種類のごみをまんべんなく拾い集め、参加チームで唯一5キロを越す量のごみを集め、5.18kg/585ポイントを獲得しました。
優勝チームのメンバーは、「学校での指導の中でごみの事には興味があり、参加をしましたが、こんなに街中にごみが多いとは思わなかった。これからも街をキレイにしていきたい。12月の全国大会は、高知県代表として優勝を目指すと力強く話していました。
高知駅周辺のごみ問題と高校生たちの意識
高知駅は、観光客も多く行き交う高知市の玄関口です。しかし、イベントに参加した高校生たちは、駅周辺に多くのゴミが捨てられている現状を目の当たりにし、「ポイ捨てをしない!」という強い意識を持つようになりました。
彼らは、自分たちがごみ拾いをすることで、同世代の人や、子どもから大人までの様々な世代にごみを捨てないという意識を持っていただくとともに、ごみを見つけたら拾うという行動をしてほしいと話していました。
「スポGOMI甲子園」を通して広がる環境への意識
「スポGOMI甲子園」は、スポーツを通して環境問題への関心を高め、持続可能な社会の実現に向けた行動を促進する、新しい形の社会貢献活動です。
今回の高知県大会では、高校生たちが積極的にごみ拾いに参加し、環境問題について真剣に考える機会となりました。彼らの熱意は、地域社会の環境意識向上に大きく貢献すると期待されます。
一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションについて
一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションは、「スポGOMI甲子園」の運営をはじめ、スポーツを通して社会課題の解決を目指す活動を展開しています。
「スポGOMI甲子園」は、2015年から開催され、全国の高校生から多くの支持を得ています。
「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」について
「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」は、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業です。
このプロジェクトは、国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標としています。
産官学民からなるステークホルダーと連携し、海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
「スポGOMI甲子園」を通して未来へ
「スポGOMI甲子園」は、未来を担う若い世代が主体的に環境問題に取り組む機会を提供し、持続可能な社会の実現に貢献する活動です。
今回の高知県大会で培われた高校生たちの熱意と行動力は、今後の「スポGOMI甲子園」をさらに盛り上げるでしょう。
「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」は、今後も様々な活動を通して、海洋環境保全への意識向上を促進していきます。
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